-日本に相応しいGAP規範の構築とGAP普及のために-

日本GAP規範

刊行に当たって

日本GAP規範 Ver.2  「適正農業規範」は、「自然・資源への汚染をなくす人と環境に優しい農業」を達成するための必携の書として2010年に策定され、グローバル経済で必要な農場保証としてのGLOBALG.A.P.認証取得等の拠り所にもなりました。
 今般の『日本GAP規範第2版』は、新たな時代の要求「環境に優しく公平で健康的な食料システムの国際戦略」に対応するために大改訂されました。
 食料安全保障の観点から国内の農業生産を増やすことが基本です。その上SDGsが世界の潮流となって、農業分野での環境対策も強く求められるようになりました。世界のGAPはさらに進んでステージ3【資料1】の段階を迎えました。米国やEUでは一層高いレベルの環境保護と農産物輸出振興施策を始めています(資料2)。わが国政府は、これらに足並みを合わせて『みどりの食料システム戦略』を策定し【資料2】、その支援対象を「持続可能な農業(GAP)を行う生産者」に集中する方向を示しています。
 本書では、「持続可能な農業」と「生産力向上」のゴールを定めて取組む、主体的な農場管理の実践を支援します。
資料1
資料2
2021年8月31日
一般社団法人日本生産者GAP 協会

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